世界一美しい『墓地』を知っていますか?
『美貌の街リヴィウ』
前回に続き、海外デモのお話です。
https://insidtravell.hatenadiary.com/entry/2021/07/26/084416
ポーランド寄りの街に一週間ほど
滞在していました。
東欧一周最後の街になります。
この街は、『アンチロシア』な
人が多いと聞きました。
旧ソビエトであったことは言うまでもなく、
言語もロシア語ではなくウクライナ語が
使われています。
そして、なにより、リヴィウ市庁舎前で、
ウクライナ国旗を掲げたデモ隊がテントを張り、
演説していたからです。
その他にも小さな軍事パレードが
行われており、街中軍人さんが
歩いていました。
ガイドはさほど焦ることなく、
いつものことだと話していましたが、
旅行者にとり、かなりの恐怖です。
武装はしていませんでしたが、
装甲車も止まっており、
旅行者にとり、どこか不安に
なる様な環境でした。
そんな雰囲気もあり、展望台の
市庁舎にも上がらせてくれませんでした。
私の前の欧州人は止められることなく
入っていきましたが、アジア人は
ダメなようです。
「クローズド」
と言われました。
止めた兵士の心が閉鎖的だわ、と
心の中でこっそり思いました。
が、ここで揉めると、手錠を
かけられそうなので、素直に
従うことにしました。
ただ、このようなことを除けば、
『リヴィウ』は素晴らしい街です。
ここがウクライナとは思えない
可愛くておとぎ話の舞台のような街です。
13世紀からの旧市街歴史地区は
もちろん世界遺産です。
また、郊外には世界一美しい墓地があります。
なぜか、墓地なのに入場料を取られますが、
美術品ような墓石、石碑が鎮座しています。
リヴィウ市に行くならば外せない
観光スポットです。
これらは墓地のほんの一部であり、
墓地の敷地はかなり広大です。
観光は半日かけて楽しむことができました。
時間を短縮したい場合は、
観光ガイドを頼むといいです。
誰のお墓なのか、物語付きで
説明してくれます。
また、ウクライナ人墓地と
隣国ポーランド人墓地が
きっちり区分けされておりました。
これらに何かしらの意味があるのでしょう。
そうはいっても、ウクライナの国の
マークはかっこいいです。
どこか架空の帝国のようなマークです。
それと付随して、怖かった旗が
『赤と黒』の旗です。
色合いがとても攻撃的で、
持っている人もどこか強面
な感じがしました。
それもそのはず、あとで調べたら、
『ウクライナ蜂起軍』の旗でした。
赤軍とドイツ軍に抵抗していた
レジスタンスが掲げてきた旗
ということです。
要は、『愛国者』たちです。
何も知らない外国人でさえ、
何かしらの恐怖を感じさせる
旗です。
旅行中はこれらの旗に近づかないことを
お勧めします。
最後までお読みくださりありがとうございました。